ダルスとは?ダイエット効果や食べ方・注意点等

スーパーフードには、一般的に多くの欧米人が苦手とする「海藻」も含まれています。

 

海藻と言えば、わかめやもずくなど、古来より日本人には馴染み深いもの。

 

今回ご紹介する海藻の「ダルス」は、さらなる高い栄養価で、とても健康的、美容やダイエットにも大活躍とされていますから、私達日本人ダイエッターには、食生活に取り入れやすいかもしれませんね。

 

では、そんな海藻「ダルス」についてご説明していきましょう。

ダルスとは?

 

「ダルス」は、アイルランドを原産国として、北欧諸国やカナダで食されています。

紅藻類に含まれる海藻であり、新鮮な状態は赤茶色のような色合いをしています。

 

北欧諸国やカナダでは、海藻サラダにしたり、ドライにしたダルスをチップスとして食べたり、ソース作りに使用することが一般的のようです。

 

赤茶色のダルスは、加熱によって緑色へと変化しますが、レトルト食品などとしての加工後に、この鮮やかな緑色を保ちやすいという特性を持っているということも、注目されている理由になっています。

 

そして当然ながら、スーパーフードとしての高い栄養価が、その知名度をさらに広めているわけですが、基本的に海藻類が苦手なアメリカでは、揚げたダルスのベーコン風味に大注目、ベジタリアンなど健康志向を求める消費者への関心を集めるため、2015年に市場デビューしています。

 

元々アメリカの大学にて、アワビの餌用にダルスを大量繁殖させる研究がなされており、その後スーパーフードとして普及させるために、通常よりスピーディに成長するというダルスの新種「C3」が開発されました。

 

ただ、やはり海藻類が苦手なアメリカでは、人気が全国へと浸透するまでに、未だに時間がかかっているという現状のようです。

 

ちなみに、日本では「あかはた」という海藻がダルスに近い種類か同種ではないかとされているようです。

 

ダルスのダイエット効果・効能

 

便秘改善

 

ダルスには多くの「マグネシウム」が含まれていて、腸内の水分を便に吸収させ、柔軟にする働きを持っており、便秘解消効果に期待できます。

 

また、「食物繊維」も豊富に含まれていますから、便量を増し、蠕動運動を促進して、体内の毒素・老廃物をしっかりと排出。

 

便秘改善となれば、美肌にも繋がります。

 

腸内環境調整

 

アメリカはワシントン大学の研究によると、腸内の細胞には、痩せる菌と太る菌が存在し、痩せる菌を増やして太る菌を減らすことで腸内環境がうまく調整され、肥満が改善されると報告されています。

 

痩せる菌による痩せやすい体質へと導く過程において、痩せる菌の餌となる「食物繊維」を摂取・分解し、体重減少のサポート力を高める痩せ物質の「短鎖脂肪酸」を生成することが重要とされています。

 

交感神経を活発化する作用も高めて心拍数を増やし、体温上昇から痩せ体質に繋げるのです。

 

つまり、痩せる菌の働きを強めるために、豊富な食物繊維を含んでいる食品を摂取して、ダイエット効果の期待度を高めることが必要なのです。

 

ダルスには、水溶性食物繊維の「フコダイン」がたっぷりと含まれており、水に溶けることで吸着力が強くなります。

 

 

その吸着力で、余分な脂肪や糖質などをしっかりと吸着し排出へと繋げ、腸内の善玉菌を増やし腸内環境調整効果に期待できるのです。

 

むくみ改善

 

ダルスには、体内の水分調整を行うカリウムも多く含まれていて、余分な水分・毒素の排出効果が期待できます。

 

女性ダイエッターでは、むくみに悩まされている人も少なくありませんが、余分な水分が蓄積されると、むくみは起こりやすくなってしまうのです。

 

特に多忙な日々を過ごす現代女性のむくみには、インスタント食などの食生活といった生活環境が大きく影響しています。

 

結果、体内の水分・塩分のバランス調整がうまくされず、むくみが生じてしまいます。

むくみ知らずの体質作りには、食生活を見直すことが必須ですね。

 

そして、カリウムでは、ビタミンやミネラル、ポリフェノールとともに摂取することで、相乗効果が期待できますから、栄養素の働きをさらに強めて、血行促進、毒素排出作用を高めていきましょう。

 

代謝アップ

 

ダイエットにおいて重要なキーとなる「基礎代謝」は、1日における総エネルギー消費量の約70%とされています。

 

この基礎代謝を維持することが、ダイエットをうまく進めていく秘訣とも言えるのです。

 

そんな代謝維持に必要とされる栄養素では、「タンパク質」、「脂質」、「ビタミン類」、「ミネラル類」が挙げられ、ダルスにはどの栄養素も豊富に含まれていますから、代謝アップに効果的な食品と言っていいでしょう。

 

 

良質な脂質

 

ダルスに含まれる脂質はワカメの約12倍。

 

身体にたまりにくい脂質である「DHA」や「EPA」が多く含まれていて、血中のコレステロール値を下げる、脂肪燃焼をサポートするなどの作用に期待できます。

 

*ダルスでキレイ痩せ~脂肪吸収抑制

ダルスに含まれている「フコダイン」と「カルシウム」は、脂肪吸収抑制に効果的とされています。

 

脂肪は、「リパーゼ」という消化酵素の作用により分解・縮小され、「胆汁酸」で乳化、小腸にて吸収されます。

 

ところが、フコダインによってリパーゼの働きが、カルシウムによって胆汁酸の働きが抑えられるため、脂肪は縮小されることなく水にも溶けにくくなり、身体への吸収はされづらくなるのです。

 

※ただし、リパーゼには脂肪分解作用があるため、蓄積した脂肪を減少させるためにもリパーゼは不可欠とも言えます。

 

抗酸化作用

 

ダルスに多く含まれている「フコキサンチン」は、活性酸素を破壊する「抗酸化作用」を持つ植物色素(ポリフェノール)。

 

身体には毒となる活性酸素が増えてしまうと、生活習慣病やガンなどの重病、精神疾患、老化などに強く関わることになります。

 

ダイエットにおいては、基礎代謝も落とすことになりますから、痩せにくい体質へと繋がることに。

 

高い抗酸化作用を持つダルスで、活性酸素を抑える美容も兼ねたダイエットライフがおすすめです。

 

鉄分

 

「鉄分」といえば、レバーというイメージが強いもの。

 

血液量を増やして血行促進へと繋ぐために、ダイエッターはもちろんのこと、妊娠・授乳中の女性にも必要な栄養素ですが、ダルスにはワカメの約33倍も含まれています。

 

お肉大好きダイエッターに嬉しいベーコン風味

 

乾燥ダルスのカロリーは、100gで150kcal以下。

 

当然、一度に100gも食べることはなく、摂取適量を考えても大体10~20gほどですから、とても低カロリー食品になるのです。

 

しかも、油で加熱することで「ベーコン風味」となる特徴があり、お肉大好きのダイエッターには超低カロリーのベーコンを楽しむことが可能となりますね。

 

しかも、乾燥した海藻ですから、スルメのごとくよく噛むことが必要になります。

つまり、自然と小顔効果、食欲抑制効果への期待度が高まることに。

 

ダルスの食べ方

 

海藻類ですから、海藻サラダとしての活用が基本的と言えますね。

 

他にも、ダルスを細かく刻んでから、オムレツやお好み焼き、スープ、ハンバーグ、海苔感覚で佃煮にしたり、良質の油で揚げてチップスにするのもおすすめ。

 

料理に、おやつの代用にと、幅広いレシピが可能です。

 

ニューヨークにある人気レストランの料理長は、パン生地にダルスを練り込むレシピをおすすめしているようです。

 

ダルスの旨味と塩分が、小麦粉のほのかな甘さと絶妙なバランスを保ちながら、味わい深いパンを焼けるとのこと。

 

グルテンフリーの小麦粉を使って、ダイエッターが美味しさを楽しめるパンを作ってみるのもいいですね。

 

ダルスについての注意点・危険性

 

抗酸化作用に優れる上、多くの栄養素をバランス良く豊富に含んだスーパーフードとしての注目を集めているダルスですが、やはり食す上でデメリットも全くないとは言い切れません。

 

 

こちらでは、ダルスに限らず全ての海藻類におけるデメリットを記しておきます。

過去に、国立がん研究センターなどが行った研究によって、海藻類を頻繁に摂取している閉経後の女性は、甲状腺がんを患うリスクが高まるという報告がされています。

 

閉経後の女性という特定には、海藻類に含まれている「ヨウ素(ヨード)」の関連性が推察されるとのこと。

 

ただし、海藻類での摂取頻度を確かめるアンケート調査では、ヨウ素の摂取量を推定することが難しく、甲状腺がんとの直接的な関連性は検討不可という点も報告されています。

 

厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」では、摂取するヨウ素の上限量を成人で2.2mg/日と示されていることも覚えておきましょう。

 

そして、「アイソトープ(放射線ヨウ素)」の検査や治療を既に行っている人には、摂取量を要注意しなくてはいけませんから、かかりつけの医師にまずご相談することがおすすめ。

 

また、ダルスには海藻エキスの一種である「アルギン酸ナトリウム」が含まれており、この成分の過剰摂取により軟便などのリスクが高まることも報告されています。

 

逆に、便秘に悩んでいる人には、有り難い海藻エキスと言えますね。

 

ダルスはネットで購入可能です。

 

日本人には親近感がある海藻ですし、加熱によりベーコン風味が楽しめますから、調理の幅も広がるもの。

 

農産物ではないものの、海外では「オーガニック海藻」としてダルスが販売されていますから、ヘルシー度が高いオーガニックダルスを試してはいかがでしょうか。

 

もちろん、摂取に関しては、必ず注意点をご参考にして下さい。