ヘンプシードの効能・効果【食べ方・注意点、美容・ダイエット効果等】

日本では、まだそれほど人気があるわけではありませんが、海外では健康的なダイエットが期待できるとして注目されているスーパーフードの「ヘンプシード」。

 

今回は、厳しい食事制限やつらい運動を行うことなく、効率の良いダイエットライフを続けられるという魅力的な食材、ヘンプシードについて取り上げてみました。

ヘンプシードとは?

 

一般的に、乾燥させた「麻(ヘンプ)」の実を、細やかに砕いた食品が「ヘンプシード」なのですが、アサ科アサ属の麻といえば、日本だと幻覚・高揚作用が強いとされる「大麻」が有名というところ。

 

ただ、そのような作用は、麻の穂や葉にあるだけで、麻の実にはありません。

 

麻の実は安全で違法性もなく、あまり知られていないものの、七味唐辛子に使われていることもあるので、安心できる食材なのです。

 

市販のヘンプシードでは、粉末状とオイルがあり、ライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

 

粉末状のヘンプシード

 

麻の実を乾燥させ、粉末状にした「ヘンプシードナッツ」は、そのままで食べるよりも、シリアル、ヨーグルトやサラダなどのトッピングにして食べる方法が一般的です。

皮を剥き、繊維質を除去した状態を粉末にしているので、とても食べやすいことが特徴的。

 

癖のない味ですから、様々な調理に向いています。

 

白いご飯にふりかけて食べても美味しく頂けます。

そして、選ぶ際には安全性の高いものを選びましょう。

 

JAS規格で有機栽培のヘンプシードもあるようです。

 

ヘンプシードオイル

 

「ヘンプシードオイル」は、麻の実より抽出されたオイルで、調理に使わなくても、スプーンで直接飲むこともでき、とてもシンプルにヘンプシードの栄養素をそのまま摂取できることが大きな特徴です。

 

このオイルは、低温圧搾法による精製であれば、ナッツオイル独特の香ばしさを感じますが、通常の精製では、無色透明、香りもほぼ感じません。

 

さらに、食用のみならず、スキンケアにも使用できるオイルなので、マッサージオイルや化粧水などにも活用、販売されています。

 

粉末状よりもお値段は少々高めですが、食生活に取り入れやすいタイプなので、特に多忙な現代人に合うのではないでしょうか。

 

選ぶ際には、なるべく他の物質が含まれていない100%の純粋なヘンプシードオイルを選びましょう。

 

ヘンプシードの効果・効能

 

ココナッツオイルとの比較

 

オイルを直接飲むダイエット法といえば、多くの海外セレブの間で大人気の「ココナッツオイル」ダイエットが有名ですね。

確かに、その効果の期待度は高いものですが、「ヘンプシードオイル」を飲むダイエット法は、ココナッツオイルよりも効果的と言われています。

 

その理由に、ヘンプシードの特徴として、「γリノレン酸(ガンマリノレンサン)」という成分を含有していること。

 

母乳に含まれる成分として有名なγリノレン酸は、悪玉コレステロールの減少効果、高血圧・低血圧の予防効果に加え、花粉症などの抗アレルギー効果、美肌効果にも期待できるとされています。

 

さらには、女性に嬉しい子宮筋の調整効果も期待でき、PMSや生理痛など不調の緩和に作用してくれます。

 

また、がん予防や様々な病気の改善効果にも期待でき、ダイエットだけではなく、健康的な身体作りのためにヘンプシードを利用している人も多いようです。

 

脂肪燃焼

 

ヘンプシードには、「必須脂肪酸」である「オメガ6系脂肪酸」と「オメガ3系脂肪酸」が含まれています。

 

必須脂肪酸といえば、脂肪燃焼をサポートする重要な栄養素。

 

特にオメガ6系とオメガ3系は、体内での生成ができない脂肪酸である上、この2つのバランスによって燃焼しやすい脂質となります。

 

そして、ヘンプシードのオメガ6系とオメガ3系は、ダイエットにおいてまさに理想的な「3:1」というバランスにあるのです。

 

さらには、オメガ3系脂肪酸に分類される「αリノレン酸」は、脂肪燃焼促進効果に期待できるため、ヘンプシードがダイエット食習慣のサポート食品となることがわかりますね。

 

筋肉量アップ

 

栄養バランスが行き届いたダイエット食習慣には、筋肉の構成をサポートする良質な「タンパク質」の確保も忘れてはいけません。

 

ダイエッターが恐れるリバウンドを起こさないためにも、全身には十分な筋肉量を増やし、代謝をアップさせることが必要なのです。

 

ダイエット中だからと肉類を避けるような食生活では、タンパク質不足になり、ダイエット成功後にすぐリバウンドすることも考えられます。

 

 

とはいえ、逆に肉類を過剰に摂取していては、もちろん痩せることもできなくなってしまいますね。

 

リバウンドフリーのダイエットには、脂肪分が少なめの良質なタンパク質に富んだ食品を摂取することが必要です。

 

そのような食品では、「大豆食品」が有名ですが、ヘンプシードには大豆食品以上のタンパク質が含まれています。

 

ダイエットは脂肪燃焼だけではなく、引き締まった美しい身体作りが必要です。

 

そのためには、良質なタンパク質によって筋肉量を増やすことが大切なのです。

 

中性脂肪の減少

 

一般的な食用油の必須脂肪酸は、製造工程にて破壊されて、癌を引き起こしやすい活性酸素や肥満に繋がる中性脂肪などの要因となる成分、「トランス脂肪酸」に変化することが多々。

 

トランス脂肪酸はさらに、脂肪燃焼や悪玉コレステロールの抑制に働く脂肪酸の活動を悪化させる要因にもなっていると言われています。

 

ヘンプシードの製造工程では、トランス脂肪酸への変化もなく、健康的な身体作りに必要な脂肪酸の働きをそのままに、体内へと吸収させます。

 

便秘解消効果

 

粉末状のヘンプシードには、高い整腸作用を持つ「食物繊維」が多く含まれています。

その量は、食物繊維を豊富に含むサツマイモよりも多く、便秘に悩むダイエッターには是非ともおすすめ。

 

もちろん、ヘンプシードオイルにも便秘解消効果が期待でき、潤いを腸壁へと施し、排便をしやすくします。

 

冷え性改善効果

 

ヘンプシードには、悪玉コレステロールの減少に作用する「αリノレン酸」が含まれています。

 

悪玉コレステロールは、血流を悪くし、血管壁に張り付き血栓を作ってしまいます。

結果、血行は悪化して代謝は落ち、カロリー燃焼がされにくくなってしまうため、ダイエットの成功は難しくなります。

 

ダイエットを効率よく成功へと導くためには、冷え性の改善が重要なキーであり、そのためにαリノレン酸の摂取が必要になるのです。

 

美肌作り効果

 

ヘンプシードに含まれる「γリノレン酸」には、湿疹など肌の炎症抑制作用があります。

 

同様に多く含まれている「ビタミンA・C」の「ビタミンC」は、コラーゲン生成に作用する美肌への栄養素であり、メラニン色素の活動を抑制して、肌のくすみ防止効果に期待できます。

 

さらに、「ビタミンA」には、肌を紫外線から保護する作用と抗酸化作用があり、肌の老化予防に加えてシミ・シワの予防効果も期待できます。

 

脳の働きを活発化

 

αリノレン酸が体内吸収されると、「不飽和脂肪酸」の「DHA(ドコサヘキサエン酸)」が生成されます。

 

魚に含まれている成分として有名なDHAは、記憶力向上のサポートに効果的とされる栄養素であり、脳の神経細胞を活発化させ、認知症や鬱病などにも効果が期待されています。

 

ヘンプシードの食べ方

 

ヘンプシードの1日における摂取目安量は、粉末、オイルともに、大さじ1杯程。

 

 

どの食品でもそうですが、多く摂れば良いというわけではありませんから、過剰摂取には要注意です。

 

特に、オイルの過剰摂取では、お腹を緩くさせるリスクが高まります。

 

そして、ヘンプシードを摂取するタイミングですが、癖がない味ですから、食事に混ぜて食べるといいでしょう。

 

さらに、栄養素の吸収率を高めるためには、体温を上昇させる食品との摂取がおすすめです。

 

また、1日3食に分ける食べ方もOKですが、1食に1日分を加えたい場合は、朝食に摂取することがおすすめ。

 

朝の体内は、栄養素の吸収率が高まります。

 

ヘンプシードは食べ過ぎ注意

 

まず、ヘンプシードは熱に弱く、40度以上の加熱により、ダイエットに必要なビタミンや脂肪酸などの栄養素は破壊されてしまいます。

 

そしてもちろん、食べ過ぎは絶対NGです。

 

さらに、麻の葉が原料である「カンナビスオイル」とヘンプシードオイルは全く別物であることも覚えておきましょう。

 

「麻」が原材料とはいえ、麻の実が原料のヘンプシードオイルであるとは言えません。

 

ヘンプシードに含まれる「αリノレン酸」は、免疫力を高めるとも言われていて、花粉症の改善、風邪やインフルエンザの予防にも効果的とされています。

 

日本ではまだ知名度が低めのヘンプシードですが、ダイエット以外の美容・健康効果にも大きく期待でき、家族全員の食生活に取り入れたい食品です。

 

アサイーボウルやドレッシング、野菜のオイル漬けなど、様々な調理を試してみて下さいね。