基礎代謝量の計算【基礎代謝量の計算式・ハリス・ベネディクト方程式(日本人版)】

ダイエットをスタートさせるには、適切な食事制限のためにも、まず自身の基礎代謝量や消費カロリー量などを知っておくといいですね。

 

今回は、中でも基礎代謝量の算出法について、ご紹介していきます。

基礎代謝量の計算式

 

ネット上で紹介されている基礎代謝量の計算式には、様々な方法がありますが、こちらでは基礎代謝量を算出するための計算式5タイプをご紹介します。

 

**厚生労働省

「日本人の食事摂取基準」に表記されている基礎代謝基準値(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-004.html

 

を元にして、

 

基礎代謝基準値×体重(kg)

 

という計算式で算出します。

 

基準値は毎年改定されているため、年々数値が変更される可能性が高いと言えます。

 

そして、この計算式では身長を求めていないために、それぞれに身長差があったとしても、体重が同じであれば同等の基礎代謝量が算出されてしまうということに。

 

しかも、厚生労働省が定める基礎代謝基準値は、○歳~☓歳というように年齢を範囲で示しているため、きっちりとした年齢ごとの数値が算出されない計算式になっています。

 

つまり、この計算方法については、正確な基礎代謝量を算出する目的ではなく、大体の目安と考えた方がいいでしょう。

 

ハリス・ベネディクト(Harris-Benedict)方程式

 

男性…66.473+(13.7516×体重kg)+(5.0033×身長cm)-(6.7550×年齢)

 

女性…655.0955+(9.5634×体重kg)+(1.8496×身長cm)-(4.6756×年齢)

 

この計算式は、身長や体重、年齢もしっかりと含めているため、細やかな数値の算出が可能であり、医療や介護をメインとする場ではよく使用されています。

 

注意すべき点として、対象が18歳以上であること、そして一般的に身長が高めの欧米人向けに作られた計算式ですから、日本人には高めの数値が算出されることが多々。

 

ハリス・ベネディクト方程式(日本人版)

 

男性…66+13.7×体重kg+5.0×身長cm-6.8×年齢

 

女性…665.1+9.6×体重kg+1.7×身長cm-7.0×年齢

 

大きな違いはありませんが、対象は18歳以上の日本人ですから、数字の違い、()の取り外しがされています。

 

**国立健康・栄養研究所(http://www.nibiohn.go.jp/eiken/programs/ekigaku_shokuji.html

 

男性…((0.1238+(0.0481×体重kg)+(0.0234×身長cm)-(0.0138×年齢)-0.5473×1))×1000/4.186

 

女性…((0.1238+(0.0481×体重kg)+(0.0234×身長cm)-(0.0138×年齢)-0.5473×2))×1000/4.186

 

とても細やかで長い計算式ですが、身長、体重、年齢に加え、性別(男性:0.5473×1、女性:0.5473×2)もデータとして算出していますから、誤差は少なめと言えます。

 

**国立スポーツ科学センター(JISS http://www.jpnsport.go.jp/jiss/

 

28.5×除脂肪体重

 

※除脂肪体重は、脂肪量を「体重×体脂肪率」で算出してから「体重-脂肪量」にて計算

標準よりも筋肉量が多めの人を対象にしています。

 

基礎代謝量以外にも、脂肪量や除脂肪体重も算出しますから、スポーツ選手などアスリート的な筋肉質タイプに最適な計算方法と言えます。

 

他の方法よりも細やかな数値が算出できるものの、体脂肪率を測る必要もあり、少々面倒な作業になります。

 

ちなみに、体脂肪率の計算式では、

 

(体重-標準体重)÷標準体重×100

 

※標準体重は「身長×身長×22」で算出

 

を使用します。

 

上記5タイプで算出したそれぞれの基礎代謝量は、多少の誤差があるものの、共通して言えることは、

 

・加齢とともに基礎代謝量は減少する

 

・体重が増えれば、基礎代謝量も増える

 

・身長が計算式に加えられている場合のみ、身長が高いほど基礎代謝量は増える

 

が挙げられます。

 

どの計算式が正確なのかというよりも、計算式の対象を考えて選び、算出された数値を目安として捉えるといいでしょう。